カンボジアインターンシップツーリズム~2日目~
●カシューナッツのブレイクシェル
2日目の午前中は、カシューナッツ加工体験の続きをします。
昨夜スチームしたカシューの殻を、器械を使って割っていきます。
殻を割るための器械は、足でペダルを踏むと台の上の刃が動き、カシューの殻が割れる仕組みになっています。
カシューナッツはウルシ科の植物で、殻を割るときに出る油に触れると皮膚がかぶれてしまうので、手袋と服をしっかり着込んで対策します。
殻を割るのは見ていると簡単そうですが、上手くいかないとナッツが割れてしまうので、なかなか難しいです。
しかし、ここでもチャンニンさんは手早く次々と殻を割っていきます。
この作業が終わると、ようやく私たちが普段知っているカシューナッツらしくなってきます。
●サボーパゴダ
午後からは、少しバイクやトゥクトゥクで村の外へ出かけます。
ここは、オクルカエ村からバイクで15分ほどの所にある、サンボーパゴダという仏教寺院です。
敷地は広く、いろいろなものがあります。
まず、入ってすぐの所に新旧2つのお堂があります。
古いお堂は柱と屋根だけの吹きさらしの建物ですが、仏像が3体置かれており、天井にも趣のある天井画があります。
仏像の顔は日本の仏像とずいぶん違い、仏像そのものもカラフルです。
新しいお堂は建設中の建物ですが、中に入ることができます。
外見も内装も色鮮やかで、様々な飾りがされています。
お堂の中には、お釈迦様の生涯を描いた壁画と天井画が大きく描かれており、見応えがあります。
仏像も見上げるような大きさで、台座の後ろには菩提樹の模型があります。
ただし、まだまだ建設途中のようです...
外に出ると、お堂の屋根に付けられた鐘の音が静かに響いており、心がふっと落ち着きます。
また、敷地内には所々ストゥーパ(仏塔)が建てられています。中には遺骨が安置されています。
大きな船も飾られていました。何十人もの人が漕いで動かす競技用の物だそうです。
僧侶たちが生活・修業している建物もありました。
こちらは、今回見学できずでした。
同じ仏教寺院でも、国や宗派が違うとここまで違うのかと驚かされました。
●カシューナッツのロースト
オクルカエ村に戻ったら、殻を割ったカシューナッツの加工をします。
カシューナッツは、殻をむいてすぐのときはまだ生で美味しくなく、外側についている薄皮も大変渋いので、オーブンにかけてロースト(炒る)し、薄皮もむいていきます。
これがオーブンです!
オーブンは、7時間ほどかけて70℃~80℃の温度でゆっくりとローストします。
ナッツをローストすることで食感が良くなり、薄皮もむきやすくなります。
今日は、このカシューナッツをオーブンに入れて終了です。
ちなみに、このオーブンはなんと!ソーラーパネルから電気を作って動かしています。
しかも、CWAメンバーと村のメンバーの手作りの逸品なので、この機械は見ものです。
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