カンボジアインターンシップツーリズム~3日目~

2014年1月18日

●サンボープレイクック遺跡群

最終日は、このツーリズムでも注目の見どころである古代の遺跡、サンボープレイクック遺跡群を訪れます。
オクルカエ村からモーターバイクで5分です。

サンボープレイクック遺跡群は7世紀ごろに造られたヒンドゥー教の寺院群で、今は、周囲は深い森に覆われていますが、最盛期にはヒンドゥー教の王国が栄え、数万世帯もの人たち住んでいたと言われています。
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なんと、カンボジアの象徴ともいえる世界遺産、アンコールワット遺跡よりも500年近くも古い遺跡なのです。

拝観する際は、最初に、少し離れた事務所でチケットを買います。
チケットは1人3ドルです。
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遺跡群の入り口には小さい商店やレストランもあり、人が集まっています。
外国人観光客も来ています。
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サンボープレイクック遺跡群は、建立から1300年以上もの月日が経っているにもかかわらず、遺跡の多くは当時の姿を良く残しており、荘厳な雰囲気に満ちています。
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巨大な木と一体化しているような塔もあり、長い時の流れを感じられます。
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塔はレンガ造りで中は吹き抜けになっており、上から降り注ぐ光がとても神秘的な光景です。
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中には、今なお当時祭られていたハリハラ神像やシヴァ神像を祭っている塔も多く残っています。
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他にも、入口にライオンの石像を置いた建物や、ローマなどの様式の影響が見られる像や柱の模様もあります。
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一方で、長い年月を経て風化、崩壊してしまった建物も多くあります。
例えば、遺跡群の周りには外塀がありましたが、今は崩壊してしまっているものがほとんどです。
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外壁にひびが入った塔も多くあります。
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しかし現在、遺跡補修のチームによる保存や補修がされ、修復されている塔も多いです。
外からワイヤーで縛ったり、塔の中に骨組みを立てて支えたり、屋根を付けて雨が入るのを防いだりと、様々な方法で遺跡が崩壊するのを防いでいます。
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遺跡群を歩いて回って1時間半ほどの見学でした。
歩き回って疲れた後は、遺跡の入り口にあるレストランでご飯を食べることもできます。
今回は、ご飯と魚のスープをいただきました。一人2、3ドルから楽しめます。
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現在、サンボープレイクック遺跡群は世界遺産への登録に向けて活動が進められており、これが実現すれば、カンボジアで第3の世界遺産になります。
オクルカエ村に来たら、ぜひ一度見に行きましょう!

●コミュニティーマーケット

また、サンボープレイクック遺跡群の近くでは、コミュニティーマーケットが建設中です。
ここでは近隣のコミュニティの生産物が販売される予定で、2014年完成予定です。
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明日は4日目、最終日で朝早くの出発なので、夜は帰る準備を済ませ、早めに休みます。


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