生産から加工、販売までを村の手で

2013年5月 1日 Posted in カシューナッツ

カンボジアの中央にあるコンポントム州。約200世帯1000人が暮らすのどかなオクルカok_ushi.jpgエ村が私たちのコミュニティワークの現場です。この村の主産業は農業で6月から10月までの雨季にはお米を、11月から5月までの乾季には南国の果物やカシューナッツ栽培をしています。

しかしこのカシューナッツ栽培には問題がありました。農家の役割はただ生産するだけ。乾季になるとお隣の国ベトナムからのバイヤーが村をうろうろし、殻付きのまま安価で買い取っていくのです。

ok_kesseiokrokae.jpgこの問題を解決するため、村単位でカシューナッツの六次産業化(生産だけでなく加工し、販売まで行うこと)に取り組み、地元に雇用を生み、村人の働き口を生み出せないか?と考えました。村長はこの新たな挑戦に賛同してくれ、村からも協働プロジェクトに参加する若者が選出され、カシューナッツづくりが始まりました。

最初は小さな規模で継続した長い取り組みにするのが、私たちのコミュニティワークの手法です。