日本から使命を持って旅立つ by Tomo

2013年5月31日 Posted in 村で暮らすびっくりドッキリ

2013年5月末、羽田空港から私は初めて日本から飛び出しました。

羽田空港。国際空港になってから訪れたことがなく、外国人であふれる空港内に驚きました。飛行機に乗ると客室乗務員さんなども外国人、なんだか自分がとてもちっぽけな存在に感じました。途中マレーシアを経由したのですが、空港内に入るとたくさんの東洋人が。よく見てみると皆中国人でした。案内板の文字も英語や中国語で、今世界では東洋人といえば中国人を指すんだなと、日本語しか使えない日本がなんて狭いことでしょう。
 
さて、無事カンボジアの首都プノンペンに着いたわけですがまず目に飛び込んできたのがたくさんのバイクで走る人たち。二人乗りは当たり前、3人・4人乗りしたバイクたちが縦横無尽に走っています。信号も車線もない道路ですtomo_1.jpgが、不思議と事故は起こらず、見てみると皆お互い気を付けながら無理しない速度で走っていました。ルールがないなら自分で気をつけろということですね。
正式にカンボジア行きが決まったとき、驚いたのが仕事内容。「カンボジアのこども達にトランペットをおしえてくれ」。
 
自分以前、部活動の吹奏楽でトランペットを吹いていました。6年間きつくしごかれた為、腕には自信が有り、唯一自信を持って誇れていたものでした。ですが進路を考えたとき、楽器は趣味でやったほうが楽しいだろう、と思い音楽大学へは進まず、それからこの間まで趣味で吹きつつ出身中学の指導をしていたのです。
 
まさか仕事のほうからやってくるとは、と思いつつもやっぱり楽器が好きだったのでやってやろうと思い、現在、楽譜も読めない、言葉も伝わらない相手にどう教えようか、考えています。
 
そしてもう一つ仕事があり、それはカシューナッツの加工用機械の整備、開発です。これは自分が行くオクルカエ村のカシューナッツプロジェクトの重要なポイントの一つです。アイデアが具体的に見えてくるのはとてもたのしいですし、現実味を帯びてくると俄然やる気がかきたてられます。