佐伯隆先生(山口大学工学部)

2013年8月13日 Posted in Special Thanks!

シューナッツを加工しよう!でもどうやって?!最も苦労したのが、カシューナッツを加工するオリジナル工程の確立だった、といっても過言ではありません。

地域の問題解決からすべての仕事を始める私たちは、カシューナッツの世界の機材規模は最低でも100トン級の設備であったことを、なんと知りませんでした。しかし17世帯のカシューナッツを全部集めても、集まるのは2トン程度。規模が全く違うため、通常の設備投資を考えると負担が大きすぎます。

そこで、世界の工場を参考にしつつ、電気が無い村の生活にも考慮し、身の丈のオリジナル加工工程を一から作り上れないだろうか?具体的には、80~90度のドライオーブン6時間、ハンマーでたたいてもなかなか割れない殻をむくスチームの方法を確立する必要があったのですがこの難題に知恵を惜しみなく提供してくださったのが、山口大学工学部の佐伯隆先生です。

年の瀬にCWAのカンボジアメンバーが実際に先生の研究室に押しかけ水分量調査を一緒にしていただいたり、手作りドライオーブン設計のアドバイスだけでなく試作品を作ってくださったり、スチームは圧力鍋の大きいのを使うとよいといってくださったり・・・先生のお知恵をいただかなければ今のカンボジアカシューナッツはありませんでした。

本当にありがとうございました。

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